2011-08-11 無にキス コトバ 朝おきて 目玉焼きつくろうかななんて 買ったばかりの卵とりだした トントン パカ ・・・カラだったまあるい カラフルな チューインガムがすきだ パクッと カムカム ・・・カラだった部屋が汚い 帰ったら掃除しなくちゃ 明日はゴミの日だから ガチャガチャ タダイマ ・・・カラだった愛しい手 背中をさすってくれる 優しいきみの手 ギュって ダキシメル ・・・あれ 今朝までちゃんとあったのになんにもない悲しくても 涙はでない苦しくて 頭をふっても カラカラカラカラ音がするだけ
2011-08-07 変な子 コトバ あら まねえねえ お母さん シシャモノオナカって 変わってるよね 変な子だよね あら カノジョも おんなじこと 言ってたわよ つぎの 日ねえねえ あの人って 変だよね でもでも あの人だって 変だよね あら この世界 普通(まとも)なのは わたしだけ
2011-08-07 ぴーぴーぷーと コトバ 響く子わたしの名前は 響く子 わたしの声が たくさんの人たちに 響くようにと 両親がくれたの わたしの名前 伝えたい想いなど あるかしら 響いてほしい言葉など あるかしら 響く子 ぴーぴーぷーと とりあえずは 音をだしてみる
2011-08-07 海に捨ててね コトバ わたしの命が絶えるころ わたしを燃やして わたしを灰にして 海に捨ててね理科の実験でやったみたいに ビーカーのなか 食塩入れて くるくるかきまわして 溶かしてちょうだいそしたら わたしは海になって 海になって 海になって 海になって 大きな世界へと旅に出るからたまには あなたのところにも行くよ あなたがわたしを想って泣いてくれるなら わたしはあなたの涙になるからね
2011-08-07 下を向いて歩くのだ コトバ ぼくは下を向いて歩く 癖がある隣の彼女がいうんだ そんなに下ばかり向いてちゃ 駄目だよとぼくはいうんだ 下なんか見ちゃいないよ ブラジルの上を 見てるんだと